建築士を独学で目指す男のまったり日記

建築士を独学で目指す男が資格のことや好きなもの、気になることを気まぐれに綴るブログです。

【受験生へ】大学で建築学科を志望している人に伝えたいこと ーその1

こんにちは。ともです。

今日はタイトルにもあるように

大学で建築系の学科を志望している人、なんとなくアリだなと考えている人」のために、

建築学科を卒業した僕が大学での4年間を過ごして感じたことを伝えようと思います。

 

ずばり結論からと申しますと、

それは建築学科には入るな!」です。

 

強烈なことを言っていますが、至って本気で言ってます。(笑)

もう少し具体的にいうと

 

建築士って響きカッコよくね?」

 

「今のとこ夢なんて無いし、建築ってなんか面白そう」

 

といったような「なんとなく建築学科にしよう」と考えて志望しようとしている受験生

は、「建築学科に入るな」と言いたいわけです。

 

なぜそんなことを言うのか。

それは僕が過ごした大学4年間で、

建築学科の厳しさに挫折した仲間が数多くいたからです。

 

僕は名古屋の国公立大学に進学し、建築学科は全員で40人、と

1クラス分の人数しかいない小規模な学科だったのですが、

一緒に卒業できたのは、31人

全体の4分の1の仲間が 大学を辞める or 休学してしまいました。

 

そして、挫折してはいないですが、僕自身も大学生活の中で、

「こんなハードな生活は送りたくなかった」

この道に進んで本当によかったのか?」

思うことが何度もありました。

 

 

では、一体どうして挫折してしまうのか......

簡潔に言うと、理由はまあ、これかなと思います。

 

"設計課題が

       死ぬほど忙しい"

 

<設計課題> 

僕が進んだ大学は建築学科とはいっても

建築都市デザイン学科という意匠設計(デザイン)に特化した学科でした。

そのため、構造系・設備系・環境系の学科とは少し違ってきます。

 

そして、意匠系の学科では設計課題が頻繁に出されます。

設計課題というのは、

 

「 ある敷地(実際に存在する場所が多い)が与えられ、

  そこに住宅や美術館、といった建物を設計する課題 」で、

 

中には、敷地や建築の用途など何から何までゼロから自身で設計する課題もあります。

 

ちなみに僕の大学では、1年の7月から設計課題が始まり、

住宅や美術館、学校、アリーナ、集合住宅など

年に4、5個の設計課題が与えられます。

 

また、1つの課題の提出までは期間が約2ヶ月ほどあるのですが、

エスキース」といって週に1回、教授たちに自身の制作物を見せる機会があります。

それがまあ大変で!笑

毎週エスキースの前日には徹夜で模型を制作し、教授に見せる。

そこで、ボロクソにけなされて、来週に向けて作り直しの連続

「おれ人権無くなった?」っていう思うほど教授に否定される時もしばしば(笑)

 

基本的に講義が終わった後に課題が出されるので、

講義が終わり次第、ほぼ毎日製図室に向かい、

夜11時ぐらいまで課題に向き合うのが日常。

土日もほとんど行ってました(笑)。

 

あまりの忙しさにサークルにもいけなくなり、バイトか課題しかしない日々。

そりゃ辞めちゃう人もいますよね。。。

 

そして最後まで生き残るのは

・「建築家になりたい!」という強い志をもって入学した奴

・初めての設計課題でそこそこ褒められ、そこから建築にのめり込んでいった奴

・「辛いけれど卒業できればそれで良いや」の奴

がほとんどです。

 

ということで、とにかく僕が一番伝えたいことは

中途半端な気持ちのやつは建築の道に進むな!

です。

 

ここまで読んでくださった方、ネガティブな気持ちにさせて申し訳ございません。

 

 

最後に一つだけ良いことをお伝えします。

それは「工学部の中で、建築学科は女の子の割合が高い!」ということです(笑)

 

ということで、次回は「建築学科の良い点」について書こうと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!